初マラソンは失敗しました【紀州口熊野マラソン】

2025/03/20

ランニング

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紀州口熊野マラソン

先日「紀州口熊野マラソン」でフルマラソンに挑戦してきた。

紀州口熊野マラソンは、和歌山県上富田町で開催されるマラソン大会だ。

熊野古道に近い自然豊かなコースを走るのが特徴で、制限時間が6時間と初心者にもやさしい。規模はそこまで大きくないが、その分アットホームな雰囲気で大会を運営している人も和気あいあいとしている印象だ。

そんな大会に出たのだが、、、

結論から言うと準備不足によりフルマラソンを完走できなかった。

本当は隠したいのだが、恥を忍んで書くことにする。

このブログを読んだ皆様の、何かの教訓になれば幸いである。

準備

フルマラソンを走ろうと思い立ったのが11月中旬であった。

本番は2月2日のため、その時点で3カ月もない状況であった。


申し込む段階ではそれなりに準備すれば問題なく完走できると考えていた。

ただそれなりの準備、というところが肝で、仕事が立て込んだ結果、結局おふざけレベルの準備でフルマラソンに挑むことになった。

これが本番までの走行距離だ。

普通に走ってなさすぎ問題(^o^)

あまりにも走ってなさすぎ、舐めすぎである。よくこれで本番を迎えようと思ったな。

これで走れる人もいれば、私のように基礎体力が脆弱な場合は無理なのだと思う。

まぁ最初に話した通り、完走できなかった。

思い出したくないが 順番に振り返っていく。

前日夜

前日の夕食はご飯におにぎり3つ、春雨スープだった。

私はあまり胃腸が強くない方なので、消化不良によるレースへの影響を考慮して、食べ過ぎないことを心掛けた。

エネルギーになるものを摂取した方が良いと思い、朝食はおにぎり2つ スポーツドリンク 250ml、あと何かしら ゼリーを食べた。

今思えば、今から42km を ゆったりと走るというのに この食事量では燃料切れする可能性があったと思う。

スタート

前日までは雨予報だったが、スタート頃になると雨も止み、気温もそこまで寒くなく、ランニング日和であった。

運営も何のトラブルもなく、参加者もそこまで多くないため、スタートの号砲が鳴った後はほとんどすぐに走り出せるような感じだ。

〜10キロあたり

完走を目標とする初心者ランナーとして、今回は1キロ7分のペースを目指して走り続けたいと考えていた。
実際のところ、10キロあたりまでは6:40~6:50/kmで推移しており、苦しさやしんどさも感じず、沿道に手を振りながら走っていた。

殆ど交通規制はないので、車が配慮してくれる。

〜15キロ

書くのも恥ずかしいのだが、自分の中では快調この上ない状態だった。

年始から感じていた 腸脛靭帯の痛みも全くなく、フォームを改善したことによる効果を実感 もしつつ、ランニングという行為を楽しんでいた。

また、エイドでは5キロおきにスポーツドリンクを飲んだ。

割と本気で、この調子でなら多少きつい瞬間は来たとしても、我慢して走り続けられるのではないかと考えていたくらいだ。

定期的にくる坂がつらみ。

〜20キロ

若干 ふくらはぎが痛くなってきた。

ただ明らかに走り込みが足りないのは自覚していたため、こういった筋肉系のトラブルが起きることは、覚悟していた。

このマラソンはほとんど山の中を走る場面があるため 急激な坂 もあるのだが、そういった急激な坂は歩きつつ、なるべく足へのダメージを軽減しながら感想を目指した。

〜25キロ

この時から急に雲行きが怪しくなってきた。

ハーフマラソンの距離を超えた頃から、急に走れなくなった。

耐えがたい吐き気に連続して襲われたからだ。

とにかく走ろうとすると胃腸がひっくり返るような暴動を起こし、吐こうとしても何も吐けない。

しばらく歩いて、胃腸の様子が落ち着くのを待つ方法をとった。

持ち歩いていたエネルギーゼリーも食べたが、体が受け付けなかった。

ただ、しばらく歩けば治るだろうと、この時点では思っていた。

〜30キロ

ここからは 敗北者の歩きの記録だ。

結局のところ、吐き気は収まらなかった。10m走れば強烈な吐き気に見舞われ、しかし吐こうと思っても何も吐けない。

沿道の人の声援もフル無視してしまった。

足が痛いとか、そういう類のトラブルなら耐えられる自信があったが、臓器がひっくり返るような苦しみに対処する方法が思いつかなかった。

途中から目の前が暗くなり、意識がもうろうとしてきた。

すぐにでも横になりたい気分だった。

無念のリタイア(35キロ地点)

最終的に 35キロあたりの関門を突破できず、バスに乗ることになった。

まあ 当たり前の話ではある。

何せ 25キロあたりからはほとんどずっと歩いていたようなものなのだ。


原因

さて、原因はなんだったんだろう。

バスで戻ってきて冷静に考えてみると、まず足は痛くない。もっと走れそうなくらいだ。

ただ胃腸はずっと絶不調だ。また、どうやら貧血っぽい感じもある。


このことから、おそらくハンガーノック状態になっていたと推測される。

朝食に食べた主食がおにぎり2個だったのだが、よく考えるとマラソンをしていなかったとしても、この量ではお腹が空くレベルだ。

私は消化不良による胃腸トラブルを懸念して、なるべく固形物の摂取は少ない方がいいのではと考えていたが、実際のところ、ゆったり走るランナーにとっては、多少は固形物も摂取しながら長い距離を走れるようにしなければならないのだ。

ここら辺の練習も足りていなかった。

胃腸が強かったり体が頑丈であれば、ほとんどぶっつけ本番でも完走できるのがマラソンだと思うが、できない人もいる。そういう人は練習が必要だ。

私は練習が必要な人間であったにも関わらず、練習不足であったということだ。

原因はシンプルだったと思う。

その後

会場を後にして2時間ほど経つと、急激な空腹に襲われた。

そこで、寿司定食、ラーメン一人前、おにぎり3つ、カステラ、ヨーグルトを一気に食べた。

こんな食べ方が体に良くないことは分かっていたが、それでも我慢できないほどの空腹だった。

この異常な食欲を振り返ると、やはりエネルギーが枯渇していたんだと推測される。

ホテル近くのすし屋

今後について

初マラソンは、あまりに不甲斐ない結果に終わった。

ただ、言ってしまえば自分の実力不足および準備不足が原因なので、それを改善さえすれば完走はできると思えた。(喉元過ぎればなんとやら・・・)

大会について

地域柄、高齢者が多いのだが、杖をつきながら、車椅子に乗りながら、または家の中から手を振って応援してくれる人もおり、とても嬉しかった。

明らかに山を登るようなコースであったため、実力不足の私は心が折れる部分もあったが、地域性があって良いコースだと思う。

また、ランナーのすぐ横をトラックやバスが走り抜けるコース設定もスリリングで楽しかった。

自分が情けなく、あまり思い出したくない部分もあるが、大会そのものには、良い思い出しかない。

次もこの大会に出て、完走できるように頑張っていきたいと思う。

自己紹介

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持久力皆無の圧倒的ファンランナーの管理人が、ランニングに係る情報を発信しています。

ネタが無いときはほぼ日記帳として活用しています。
◆2018年9月:ランニング開始

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